星のかぶりものもしていない、ヒゲもない、普通の山田くんを久しぶりに見たのだが、3人の女性に振り回される、情けない普通のアラサー男がよく似合う。
営業先のスケートリンクで転倒し、記憶をなくした輝彦(山田孝之)。
しかもカバンをあけると指輪が入っていた。
そこに、彼女だと手を挙げるタイプが違う3人の女性が登場する。
パニックの輝彦は不思議なスケート少女、エミ(二階堂ふみ)に相談する。
キャッチフレーズは「僕の記憶から、花嫁が消えた」
それにしても、怪我で包帯頭なのにもかかわらずヘルメットをかぶり、バイクに乗るところから始まり、突っ込みたくなる所が満載。それを「ファンタジー」に変えてしまう、監督の世界観に脱帽。
そうそう、監督はイラストレーターをしていたそう。
作品にただよう、絵本のような独特の雰囲気がとても素敵なのだ。
山田くんはインタビューで「共感できると思うので、男性にぜひみてもらいたい」と言っているそうだが、イマドキ男は大丈夫なのかと心配になる。輝彦は、結婚に慎重すぎて、誰が本当の恋人か全く思い出せない。思い出そうと3人それぞれとデートを重ねる。(イヤらしいただの3股に見えないからスゴイ。)
対して、3人の女性は結婚に必死だ。輝彦が指輪を持っていることをしり、今か今かとプロポーズされる、その時を待つ。そんな姿がいじらしく、切ない。
輝彦の勤め先として登場する薬品会社のロケ地、実は川崎市役所。
週1~2は行く市役所がきらびやかな俳優さんと共に出てくると、なんともニヤニヤしてしまう。
川崎ではチネチッタで上映中なので、ぜひご覧ください♪
余段ですが・・マスコミ試写会でいただいた資料に「思わず共感できるキャラクター」の心理テストがついていた。どれ、どれとやってみたら、私は不思議少女「エミ」タイプだそうだ。”言葉で人を動かし傷つける力の持ち主”って・・・気を付けよう。

川崎市では、チネチッタで上映!

文/映まちフォーラムS楽