川崎市で2月開催された「第65回毎日映画コンクール表彰式」でのこと。レッドカーペットならぬ、グリーンカーペットに現れたのが「毎日かあさん」、の着ぐるみ。
割烹着を着てテケテケと歩くその姿に、お客さんから「カワイ~」と歓声が上がる。私もその1人で、かあさんが1人になる瞬間を狙っていた。「一緒に写真撮らせてください!」
スタッフにあるまじき行為をしたにも関わらず、かあさんはやさしく微笑んだ(ように見えた)。
その可愛さに恋をした私は、映画「毎日かあさん」を川崎の映画館で鑑賞。
西原理恵子氏の人生については、テレビ番組を見ていたので、ストーリーはわかっていた。わかっていたにもかかわらず、涙が出た。
アルコール依存症、家庭内暴力、離婚、ガンと並べると、なんとも泣かせる映画、と思わせるが、淡々と話が進む。過剰な演出は無く直球だ。
バタバタとした毎日の中での、主人公の漫画家サイバラと、夫の元カメラマン鴨志田のやりとりが面白い。それに応えるように、2人のこどもも、愛らしくて目を細めてしまう。
病気でどんどん痩せて行く夫を演じるのは永瀬正敏。ほぼアドリブという、「雛祭り」のシーンには圧倒された。(ネタバレかな)
また、エンドロールで、実際に鴨志田が撮影した写真が流れるのだが、1枚1枚に想いが詰まっていて胸をうつ。映画は最後まで見ないと損をする、というが、とてもいい例だと思う。そして主題歌がいい。
まだ3月だが、私の中の今年ナンバーワン映画だ。

川崎では、チネチッタ・TOHOシネマズ川崎・109シネマズ川崎で上映!(3月)

文/「映像のまち・かわさき」推進フォーラム S