原作はジョナサン・スウィフトの風刺小説『ガリバー旅行記』。子どもの頃に一度は読み、小人の国や巨人の国へ行く冒険物語だと思っている人は多いと思う、でも実はこの冒険には続きがあり、全4編あるのです(私も初めて知りましたが)。3編目では、巨大な空飛ぶ島ラピュータが出てくるのですが、あの『天空の城ラピュタ』の原型になったとか。
今回映画化されたのは、皆さんも知っている冒頭の2編の冒険物語。とは言っても、現代社会から小人の国へ辿り着くという展開にアレンジされ、主人公が『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラックなのでアメリカンジョーク、顔芸や下ネタもありで、楽しませてくれるアドベンチャー映画となっています。笑えます。
ニューヨークの新聞社で10年間も郵便係をしている主人公ガリバー(ジャック・ブラック)は、態度はデカイが気は小さく、虚言癖のある人物。そんな彼にもジャーナリストになりたいという夢があり、編集者のダーシーに片思いをしている。そんなある日、小さなウソをきっかけに、ダーシーにバミューダ海域の取材という大きな仕事を任されることになった。やる気満々で航海に出るのだが、突如大嵐に巻き込まれ辿り着いた先で目を覚まし見たものは、小人たちだけが住む国リリパット王国だった。ガリバーは身体のデカさを活かし、国のピンチを救い一躍ヒーローとなり、『スターウォーズ』、『タイタニック』や『アバター』といった現代の名作を自身の経験談として語り、その虚言癖で自らを誇張した。しかし、予想もしない敵の出現によって、気の小さいガリバーは王国の人々の信頼を失ってしまう。果たして、ガリバーは敵の侵略から国を守り、みんなの信頼を取り戻すことができるのか。
この映画は撮影技術もまた一つの見所です。ガリバーとリリパット王国の小人を、実際の建物を背景に大きさの違う設定の二人の役者を同時に撮影している。この違和感を感じさせない撮影技術やオープニングでのジオラマ効果で撮影されたニューヨークの風景には引き込まれます。
ガリバーが困難を乗り越え少しずつ成長していくサクセスストーリを、大きなスクリーンで、笑い、楽しんではいかがでしょうか。

川崎ではチネチッタ、109シネマズ川崎、TOHOシネマズ川崎で上映中!

文/川崎市役所Hさん